キリストの力に満ちあふれる | コリントの信徒への手紙二 12章

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コリントの信徒への手紙二 12章

すると主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙二 12章9節

キリストの力に満ちあふれる

ある障がい者の集いで、障がい者の役割とは何なのかが話題となりました。人の役に立たなければという価値観が蔓延する中、生き辛さを抱える方も多いでしょう。

聖書は、神の御前にいかなる人も同じ尊厳と権利とを持っており、特に神の愛を証しするために障がい者がいることを教えています。

パウロは、生まれも学歴も業績も並みはずれて抜きん出た人物でした。しかし、キリストに出会って、それらは全く無益となりました。彼にとってキリストがすべてとなった、いやキリストの御業こそが彼自身において、また伝道という神から託せられた働きにおいても決定的に不可欠なことを気付かされ教えられたからです。

教会では、有能でファインプレーができることよりも、また多くの献金をささげ得ることよりも、各自は弱く欠けだらけでも互いに助け合い補い合って共に神の御業を成していくことの方が、神によって益とされ、喜びとなり、力となっていきます。私たち一人一人共に執り成し合い、共に苦しみを分かち、共にキリストに仕えるところとされることを願います。

山下 朋彦(平和の君伝道所)