箴言 6章
わが子よ、父の戒めを守れ。
母の教えをおろそかにするな。
それをいつもあなたの心に結びつけ
首に巻きつけよ。
それはあなたの歩みを導き
あなたが横たわるとき見守り
目覚めればあなたに話しかける。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 箴言 6章20節~22節
わが子よ、父の戒めを守れ。
母の教えをおろそかにするな。
それをいつもあなたの心に結びつけ
首に巻きつけよ。
それはあなたの歩みを導き
あなたが横たわるとき見守り
目覚めればあなたに話しかける。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 箴言 6章20節~22節
2019年9月の聖書日課をまとめて表示します。
「箴言」の聖書日課をまとめて表示します。
三野 孝一が担当した聖書日課をまとめて表示します。
ここで言う「父の戒め」、「母の教え」とは、「神の教え」、「神の言葉」と言い換えることができます。なぜなら、旧約の民イスラエルにおいて、神の教え、神の言葉を自分の子どもに教えることが両親の務めであったからです(出12章26節、13章8節、申4章10節)。イスラエルの民の両親に神の言葉を子どもに教える務めを託されたので、神は「あなたの父母を敬え」という御言葉、戒めを与えられました。
ここでは、神の御言葉を「いつもあなたの心に結びつけ、首に巻きつけよ」という珍しい言葉で勧めをしています。これは、神の御言葉を心に焼き付け、また衣服のようにしっかりと身に着ける、そこにしっかりと立って生きることを勧めたものです。子どもたちは、御言葉を口ずさみ、繰り返し唱えて暗唱し、御言葉を心に刻み込むことに努めました。
なぜなら、神の御言葉こそ、あなたの歩みを導き、あなたを見守るものだからです。神の御言葉は、あなたを幸いな道へと導いて足もとを照らし出す光、道しるベなのです(詩119編105節)。