強く、雄々しくあれ | ヨシュア記 10章

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ヨシュア記 10章

ヨシュアがただ一回の出撃でこれらの地域を占領し、すべての王を捕らえることができたのは、イスラエルの神、主がイスラエルのために戦われたからである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨシュア記 10章42節

強く、雄々しくあれ

「早く上って来て、私たちを救い、助けてください!」。ギブオンの人びとからの叫びを聞き、ヨシュアは出陣しました。和を結んだ仲間からの求めですから、行かなくてはなりません。しかし、どれほど不安だったことでしょう。相手は、これまでの一つの町とは違い、はるかに強力なカナン南部連合軍であるからです。イスラエルはまるで狼の群れの中に飛び込んでいくたった1匹の羊のようでした。

主はヨシュアに告げられます。「彼らを恐れてはならない。わたしは既に彼らをあなたの手に渡した。あなたの行く手に立ちはだかる者は一人もいない」(8節)。

ヨシュアは主の言葉に力を得て彼らに襲いかかり、大打撃を与えます。その後、敗走する敵の上に落ちる、天から降り注ぐ雹を見た時には、心から御名をあがめたでしょう。勇気に満ちてヨシュアは日と月に向かって祈ります。「とどまり、動くな」(12節参照)。すると主は、日を中天に留めて敵を打ち破るための十分な時を備えてくださったのでした。

私たちも避けられない主にある戦いに召された時には、大胆に祈り求めましょう。

小野田 雄二(上野緑ケ丘教会)