わたしは何を見ているのか | 使徒言行録 3章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

使徒言行録 3章

ペトロはヨハネと一緒に彼をじっと見て、「わたしたちを見なさい」と言った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 3章4節

わたしは何を見ているのか

エルサレム神殿で最も目立つ「美しい門」の真下に、哀れな乞食が座っていました。彼は生まれつき足が不自由でした。彼にとって神殿は礼拝の場所ではなく稼ぎの場所でした。

人びとは彼のそばを通り過ぎて行きます。ごくたまに小銭を放り投げてくれる人がいます。しかし、彼に声をかけてくれる人は皆無です。ところが、ペトロとヨハネは彼を見つめ、声をかけました。彼の人生はこの時から大きく変わります。この変化は実は、主イエスの復活後にペトロとヨハネの上に起こった大変化によるものでした。

かつてのペトロとヨハネは、神殿に来ても、「なんとすばらしい石でしょう」と、柱や建物に目を奪われていて、その下に座っている乞食など目に入っていませんでした(マコ13章1節)。しかし、復活のイエスによって変えられた二人は、石や建物ではなく、哀れな乞食に目を注いだのです。

キリストに出会うまで、私たちの目が追い求めていたことはこの世の栄光でした。今はどのように変えられたでしょうか。助けを求めている人びとを見ているでしょうか。

立石 章三(横浜中央教会)