悔い改めによる備え | マルコによる福音書 1章1-8節

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マルコによる福音書 1章1-8節

荒れ野で叫ぶ者の声がする。
『主の道を整え、
その道筋をまっすぐにせよ。』
そのとおり、洗礼者ヨハネが荒れ野に現れて、罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マルコによる福音書 1章3節~4節

悔い改めによる備え

アドベントの「色」をご存じでしょうか。あまり馴染みがないかもしれませんが、キリスト教会では古くから、アドベントの期間中、紫色の祭服や祭壇布が使われてきました。紫色は「悔い改め」を象徴しています。紀元5世紀頃から、教会はアドベントを「断食と悔い改め」の時として大切にしてきたようです。

アドベントの過ごし方として、この「悔い改め」は、私たちにとっても大切です。なぜなら、主イエスの先駆者として遣わされた洗礼者ヨハネは、悔い改めを宣べ伝えたからです。そしてそれが、来るべき主の道を準備することでした。なぜなら、主イエスは、ご自身、悔い改めを宣べ伝え(15節)、罪を悔いる者のもとに来てくださるお方だからです(イザ59章20節)。そして、罪を悔いる者に罪の赦しと聖霊を与えてくださいます。この主イエスをお迎えするために、私たちは自分の罪を告白し、悔い改めることが必要なのです。

何かと慌ただしくなる季節ですが、心を静めて自分の罪と向き合い、悔い改めて、神に立ち帰りましょう。主イエスを喜びをもってお迎えするために。

坂尾 連太郎(南与力町教会)