テサロニケの信徒への手紙二 3章
終わりに、兄弟たち、わたしたちのために祈ってください。主の言葉が、あなたがたのところでそうであったように、速やかに宣べ伝えられ、あがめられるように、…どうか、主が、あなたがたに神の愛とキリストの忍耐とを深く悟らせてくださるように。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テサロニケの信徒への手紙二 3章1節~5節
祈りによって結び合わされる
古澤 純人(徳島教会)
終わりに、兄弟たち、わたしたちのために祈ってください。主の言葉が、あなたがたのところでそうであったように、速やかに宣べ伝えられ、あがめられるように、…どうか、主が、あなたがたに神の愛とキリストの忍耐とを深く悟らせてくださるように。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テサロニケの信徒への手紙二 3章1節~5節
古澤 純人(徳島教会)
2018年11月の聖書日課をまとめて表示します。
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この手紙の最後は祈りで締めくくられます。パウロはまず、「わたしたちのために祈ってください」と呼びかけます。何よりも優先して願い求めたことは、「主の言葉が、…速やかに宣べ伝えられ、あがめられるように」ということです。パウロの働きはいつも順調なのではなく、むしろ多くの困難を伴いました。福音を宣べ伝えようとするがゆえに、妨害や迫害を受けました。パウロは、主に選ばれた器として特別な召命を受けていましたが(使9章15、16節)、教会の祈りもまた不可欠でした。
祈りの要請の後に、執り成しの祈りが続いているように、伝道者と教会は祈りによって結び合わされています。私たちを守ってくださる父なる神は、キリストが十字架の苦しみを耐え忍ぶことによって愛を示されました。「わたしはあなたがたと共にいる」との約束に忠実な方への確信をもって、私たちは祈りを合わせます。「どうか、平和の主御自身が、いついかなる場合にも、あなたがたに平和をお与えくださるように。主があなたがた一同と共におられるように」(16節)。