苦しみは神の国のため | テサロニケの信徒への手紙二 1章

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テサロニケの信徒への手紙二 1章

それで、わたしたち自身、あなたがたが今、受けているありとあらゆる迫害と苦難の中で、忍耐と信仰を示していることを、神の諸教会の間で誇りに思っています。…あなたがたも、神の国のために苦しみを受けているのです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 テサロニケの信徒への手紙二 1章4節~5節

苦しみは神の国のため

パウロは主イエスを伝えることによって、暴動を起こされ、襲われた経験がありました(使17章3~5節)。私たちがその時と同じような暴動による迫害を受けることはほとんどないかもしれません。けれども、主イエスを伝えることや教会に集うことをやめさせようとする静かな迫害の中にいるのではないでしょうか。家族の中で、職場の同僚たちの中で、学校の友人たちの中で、たびたび恐れおののいてしまいます。信仰を示したいと願いつつも「難しい」と苦しみます。

多くの苦難を経験したパウロは、苦しみを受けているのは神の国のためだと、私たちを励まします。神は助けを求める者の声を聞きあげてくださいます。苦しむ者たちには、主イエスによる休息を神が与えてくださるのですから(7節)。栄光に輝く力を帯びて再び来られる主を待ち望みつつ、今日も祈ります。

「どうか、わたしたちの神が、あなたがたを招きにふさわしいものとしてくださり、また、その御力で、善を求めるあらゆる願いと信仰の働きを成就させてくださるように」(11節)。

古澤 純人(徳島教会)