マタイによる福音書 21章23-32節
「はっきり言っておく。徴税人や娼婦たちの方が、あなたたちより先に神の国に入るだろう。なぜなら、ヨハネが来て義の道を示したのに、あなたたちは彼を信ぜず、徴税人や娼婦たちは信じたからだ。あなたたちはそれを見ても、後で考え直して彼を信じようとしなかった。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 21章31節~32節
「はっきり言っておく。徴税人や娼婦たちの方が、あなたたちより先に神の国に入るだろう。なぜなら、ヨハネが来て義の道を示したのに、あなたたちは彼を信ぜず、徴税人や娼婦たちは信じたからだ。あなたたちはそれを見ても、後で考え直して彼を信じようとしなかった。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 21章31節~32節
2018年9月の聖書日課をまとめて表示します。
「マタイによる福音書」の聖書日課をまとめて表示します。
小林 義信が担当した聖書日課をまとめて表示します。
主イエスは、神から直接託された権威において教えておられました。祭司長たちは、自分たちの権威をないがしろにする主イエスに対して、「何の権威によって教えているのか」と問いただしました。
主イエスは、「ヨハネの洗礼はどうか。その権威は天からか、人からか」と逆に質問されました。「天から」と答えれば、「では、なぜ神から任じられたヨハネを信じなかったのか」と、主イエスから言われます。「人から」と言えば、ヨハネが神から遣わされた者と思っていた民が承知しません。彼らは「分かりません」と答えざるを得ませんでした。
この返答を受けて、主イエスはぶどう園の主人の2人の息子のたとえを用いて彼らを諭しました。兄は、「いやです」と答えても、後から考え直し、従いました。弟は、「承知しました」と答えても、実際には従いませんでした。
徴税人や娼婦は、ヨハネと出会い、神の権威に触れ、悔い改めました。神に従っているはずの祭司長たちが大切にしていたのは自分の権威に過ぎないことが、明らかにされました。神の権威に気付いて、悔い改めることができる者が、神の国に招かれます。