ローマの信徒への手紙 1章
福音には、神の義が啓示されていますが、それは、初めから終わりまで信仰を通して実現されるのです。「正しい者は信仰によって生きる」と書いてあるとおりです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 1章17節
神の義
木下 裕也(岐阜加納教会)
福音には、神の義が啓示されていますが、それは、初めから終わりまで信仰を通して実現されるのです。「正しい者は信仰によって生きる」と書いてあるとおりです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 1章17節
木下 裕也(岐阜加納教会)
2018年6月の聖書日課をまとめて表示します。
「ローマの信徒への手紙」の聖書日課をまとめて表示します。
木下 裕也が担当した聖書日課をまとめて表示します。
「福音には、神の義が啓示されている」と言われます。長く隠されていた神の救いの秘義、イエス・キリストの十字架の御業が福音によって明らかにされたからです。
「啓示される」と受身の形で言われています。つまり神の義とは人間がみずから獲得しなければならない義ではなく、神が人間のために勝ち取ってくださった義です。
律法に従い通され、十字架に死なれ、贖いの御業を成し遂げられた御子を、御父は義と認められました。この御子の義が、無力な罪人にそのままプレゼントされたのです。上等の上着を着せるようにして、神はご自身の義を私たちにまとわせてくださいました。それを、あたかも私たち自身が勝ち取った義であるかのように見なしてくださったのです。
この真に価値ある義を信じ、受け入れる信仰により、私たちは義と認められ、罪赦され、救われます。人間の救いのために神が働き、神がすべてを成し遂げてくださったのです。
信仰による義。恵みによる救い。これが聖書に啓示されている救いの真理です。永遠不変の真理です。