わたしは羊の門である | ヨハネによる福音書 10章1-10節

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ヨハネによる福音書 10章1-10節

「わたしは門である。わたしを通って入る者は救われる。その人は、門を出入りして牧草を見つける。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 10章9節

わたしは羊の門である

共通聖書日課は、復活節に読む個所として必ずヨハネによる福音書10章の「良い羊飼い」の御言葉を選びます。主イエスの復活の命にあずかって、主を信じて生きる生活そのものが、良い羊飼いに養われる幸いな羊の生活です。

7節と9節で主イエスは、「わたしは羊の門である」と言われ、一方で、そのあとに続く11節と14節では「わたしは良い羊飼い」であると告げられます。主イエスを通らずに救いを受け、命を得ることはできません。それに対して、偽りの羊飼いは主イエスを通らないままで羊のところへ来ます。自らが救われないだけでなく、羊の命を養い育てることも決してできません。

牧草を得るために門を出入りすることは、羊たちの毎日の生活そのものです。キリスト者もまた、命の門である主イエスから出て主イエスのもとに帰る生活を送ります。日々聖書を読み、主イエスの名により祈ることを欠かしません。それがキリストの復活の命に生きる生活です。私たちは、主イエスの声に聞き従い、他の声に従うことはありません。羊は主を知り主は羊を知る、この愛の交わりのうちに育まれるのです。

禰津 省一(熊本伝道所)