神の熱意と喜び | ルカによる福音書 15章

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ルカによる福音書 15章

「言っておくが、このように、一人の罪人が悔い改めれば、神の天使たちの間に喜びがある。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 15章10節

神の熱意と喜び

15章の三つのたとえ話には共通点があります。「失われた者を探し求める神の熱意」と「失われた者が見出された時の神の喜び」です。

見失った羊は特別に高価な羊ではありません。ドラクメ銀貨1枚も大した額ではありません。家を出た弟息子は、父親が生きている内に財産の分け前を求めるような親不孝者です。にもかかわらず、羊飼いはその1匹が見つかるまで探し、女もその1枚が見つかるまで探します。自分のものだからです。父親も帰って来た弟息子がまだ遠く離れていたのに見つけて走り寄り、抱きしめます。自分の息子だからです。そして言うのです。「一緒に喜んでください」。「喜ぶのは当たり前ではないか」。ここに主イエスを通して失われた罪人を捜し求めてくださる神の熱意と、一人の罪人が悔い改めて立ち帰る時の神の喜びが表されています。

私たちはこのような神の熱意によって探し出され、このような喜びの内に招かれています。伝道とは、キリストの体としてこのような神の熱意と喜びに仕える働きです。この光栄ある働きのためにきょうも遣わされて行きましょう。

吉田 実(但馬みくに伝道所)