イエスに結ばれている | ローマの信徒への手紙 6章

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ローマの信徒への手紙 6章

それともあなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたちが皆、またその死にあずかるために洗礼を受けたことを。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ローマの信徒への手紙 6章3節

イエスに結ばれている

ギリシアやローマの世界に、聖書が禁じている生活習慣が数多く見られました。それは不道徳などの罪として表れます。同時に、これらの罪を生じさせる最も大きな罪、つまり、まことの神から離れるという罪がありました。そのような地域に福音が宣べ伝えられ、主イエスを信じる者たちが起こされていきました。

主イエスを信じたとき、私たちは教会で「洗礼」を受けます。パウロは、この洗礼を受けるときに、受洗者の身に起こっていることを端的に言い表しました。「キリスト・イエスに結ばれる」、キリスト・イエスの「死にあずかる」と。パウロは直前の2節で、「罪に対して死んだわたしたちが、どうして、なおも罪の中に生きることができるでしょう」とも語っています。主イエスの「死にあずかる」とは、諸々の罪に対して死んで、罪の奴隷として生きることと決別するということです。それは主イエスとその人が結び付いているから起こります。

主イエス・キリストの十字架の御業を通して、私たちは罪との関係を断ち、その代わりに、このお方に結ばれて一つとなり、きょうという一日を生きるのです。

千ヶ﨑 基(横浜教会)