キリスト者と呼ばれるように | ペトロの手紙一 2章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ペトロの手紙一 2章

あなたがた自身も生きた石として用いられ、霊的な家に造り上げられるようにしなさい。そして聖なる祭司となって神に喜ばれる霊的ないけにえを、イエス・キリストを通して献げなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ペトロの手紙一 2章5節

キリスト者と呼ばれるように

使徒言行録の11章に、アンティオキアの教会で「弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになった」と記されています。キリストの名を口にする者は、キリスト者・クリスチャンとあだ名されたのです。

自分から名乗ったのでもなく、宣伝したのでもありません。そのようにあだ名されるくらい、人びとから見て、その生き方と存在が世間の人たちとは違っていたのでしょう。

自分を振り返って考えてみると、主イエスに見いだされて救われるまでの私たちの生き方は世間のそれとかわらず、自ら名乗りをあげ、自分の存在を訴え、自分の居場所を必死に守らなければ生きていけなかったのではないでしょうか。そのような中に埋もれていた私たちを主イエスはご自身の命で救い出してくださいました。

私たちは今、この方にあって神に対して生きています。ですから私たち自身を「生きた感謝の献げものとして」この方に献げて、きょう生きるのです。私たちもパウロと同様です。「生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです」(ガラ2章20節)。

村手 淳(山梨栄光教会)