御自分を証しする主 | 使徒言行録 14章

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使徒言行録 14章

「しかし、神は御自分のことを証ししないでおられたわけではありません。恵みをくださり、天からの雨を降らせて実りの季節を与え、食物を施して、あなたがたの心を喜びで満たしてくださっているのです。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 14章17節

御自分を証しする主

教会員の方がご主人から「本当に神がいるのか。神がいるなら、こんなに多くの人が災害で亡くなるはずがないじゃないか」と言われたそうです。確かに、大きな災害を目の当たりにすると、多くの人は「神などいない」と思ってしまうでしょう。しかし、そう思うのは、人間の物差しで、神を計ろうとしているからです。

神は多くの被造物を通して御自分の存在を証ししておられます。私たちはさまざまな季節の実りを見ながら神のありがたさを感じます。また、美しい自然を見て神のすばらしさを経験します。さらに日々与えられる食物を通して、神がいかに私たちを愛しておられるかを示してくださいます。そればかりか、神は人間が自分の力ではどうにもならない御業を通して、人間が神を畏れるようにもなさるのです。そこには、私たちの思いをはるかに超えた神の特別な愛と配慮が満ちています。

きょうも全能の神が、自然を通して、御自分を証ししておられます。さまざまな出来事の中に、今も働く神の配慮と導きをしっかりと認めながら生きる一日でありますように、お祈りいたします。

申 成日(広島教会)