地球を丸ごと養われる神 | 詩編 104編

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詩編 104編

彼らはすべて、あなたに望みをおき
ときに応じて食べ物をくださるのを待っている。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 104編27節

地球を丸ごと養われる神

有名な讃美歌「輝く日を仰ぐとき」(讃美歌21226番)はこう歌っています。「輝く日を仰ぐとき、月星ながむるとき、雷鳴りわたるとき、森にて鳥の音を聞き、そびゆる山にのぼり、谷間のきよき流れに、まことのみ神をおもう」と。

この讃美歌も、そしてもっと豊かな意味で詩編104編も、何と私たちの想いを広げてくれることでしょうか。

光、雲、風、地、深淵、山々、川、泉、野ろば、草木、家畜、ぶどう酒、油、パン、糸杉の梢、野山羊、岩狸、月、太陽、森の獣、若獅子、海、レビヤタン(26節)などなど…。

例え外に出ることがなかったとしても、心のパノラマは大きく広がって、神の摂理の御手を見せてくれるかのようです。天も地も海も多様性に満ちあふれていて、しかもお互いがバラバラというのでなく、神の配慮の中で全部がつながっている。

無神論者がどんなに「神は死んだ」とうそぶこうとも、日々、絶えず、神が地球を丸ごと養っていてくださいます。そして神は、あなたを神にある命の希望で満ちあふれさせようとしてくださるのです。「命ある限り、わたしは主に向かって歌」(33節)おう。

梶浦 和城