小さな町ベツレヘム | ミカ書 5章

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ミカ書 5章

エフラタのベツレヘムよ
お前はユダの氏族の中でいと小さき者。
お前の中から、わたしのために
イスラエルを治める者が出る。
彼の出生は古く、永遠の昔にさかのぼる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ミカ書 5:1

小さな町ベツレヘム

ミカは、ベツレヘムにイスラエルを治める新しい王が誕生すると預言しています。人びとはこの預言を時代が変わっても、状況が変わっても、まだかまだかと待ち続けました。

エルサレムの南方8キロメートルにあるこの町は、今でも大きな町ではありません。近くには羊飼いの野と呼ばれる場所があり、羊の放牧がなされている様子を見ることができ、牧歌的雰囲気を味わえます。しかし防備のない町は、当時の社会では無力で、アッシリア帝国の侵入を前にして風前の灯火でした。そのような中でダビデ家につながる「永遠の王」が与えられると告げられています。

人びとはこれから7百年待ったのですが、神は約束を決して破られません。キリストの誕生によってこれは現実となりました。そしてこの方は、単なる現実の助け以上の、より大きな祝福をもたらしてくださいます。永遠のお方が来て、永遠の王になってくださいました。

このことをお祝いするクリスマスまであと一週間です。さあ、心からキリストをお迎えする準備をいたしましょう。

高内 義宣(津島教会)