思いを一つにしなさい | コリントの信徒への手紙二 13章

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コリントの信徒への手紙二 13章

終わりに、兄弟たち、喜びなさい。完全な者になりなさい。励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和を保ちなさい。そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいてくださいます。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙二 13章11節

思いを一つにしなさい

誰の人生にも突風が吹き荒れるときがあります。しかし、主を信じる者にとっては、人生の思わぬ困難さえ、すべてのことが共に働いて益となります。今は完全さから遠いとしても、主に向かって成長することが約束されています。

ここで大切なことは、神の家族としてこの恵みを体験することです。私たちは、互いに愛する兄弟姉妹です。血のつながりの兄弟ではありません。キリストが内におられる群れです。限りない愛と義のキリストと深く結びつけられ、共々に豊かに実を結ぶ人生へと招かれています。

「思いを一つにしなさい」と語るのは、祝福の源である主から引き離そうとする力があるからです。大きな群れであれ、小さな群れであれ、思いを一つにすることは簡単ではありません。一致は、キリストの心を一人ひとりの心とすることにより与えられます。その時、私たちは教会らしい教会へと変えられます。

誰からはじめるのでしょうか。きょう、御言葉を聞く私たち一人ひとりです。愛と平和の神が共にいてくださる、という約束を思うと、喜びがわいてきます。

西堀 則男