御国への道 | ヨハネによる福音書 14章

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ヨハネによる福音書 14章

イエスは言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 14章6節

御国への道

主イエスは御自身を「道である」と言われます。天の御国に行くための道筋であるとともに、方法・手だてをも意味しています。このお方なしではどうしても「そこ」に行くことはできません。

「真理」は人が知らなければならない知識・知恵です。物理学や数学で言う真理ではありません。それらの一番深い基礎になる事柄、神に至る、天の御国に至る真理です。「主を畏れることは知恵の初め」(箴1章7節)、そういう、神に至る、天の御国に至る真理です。真理は一つ、このお方のみです。

また、主イエスは「命」そのもののお方です。人だけではなく、天地万物の造り主であり、ことに永遠の滅びに陥るべき罪人を、御自身の命をもって救ってくださいました。私たちを死から命に移し替えてくださった命の主です。

そしてこれらの事実は一つの方向に向かっています。「わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない」。賢さも、優しさも、よい行いも、天の御国に入れていただくのには役に立ちません。このお方による以外はないのです。

木村 香