礼拝に行くときわたしはうれしい | 詩編 122編

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詩編 122編

わたしは言おう、わたしの兄弟、友のために。
「あなたのうちに平和があるように。」
わたしは願おう
わたしたちの神、主の家のために。
「あなたに幸いがあるように。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 122編8節~9節

礼拝に行くときわたしはうれしい

「主の家に行こう、と人々が言ったとき、わたしはうれしかった」と、礼拝に向かうときのうれしさを素直・素朴に歌い出す詩編です。神を礼拝できることの個人的なうれしさから出発して、心は礼拝に共に与る仲間「わたしの兄弟、友」へと広がっていきます。そして仲間たちの顔を思い浮かべながら一人一人に「平安があるように、…平和があるように」と繰り返します(6節)。まるでこれを、礼拝に向かう喜ばしい足取りのリズムのようにして。さらには、主の家にまで人格のように呼び掛けて「あなたに幸いがあるように」、すべてのよきことがあなたを満たしますようにと願うのです。

一人一人のこのような思いが一つになったとき、どれほど祝福に満ちた礼拝になることか、想像に余りあります。礼拝の喜びと聖徒の交わりの喜びは一体です。それは復活のキリストご自身からも「あなたがたに平和があるように」(ルカ24章36節)と願われている私たちの礼拝であり、聖徒の交わりです。そのような礼拝にきょうも行けるなら、単純素朴に「わたしはうれしかった」と言ってよいでしょう(1節)。

赤石 純也(伊丹教会)