見よ、わたしの僕、わたしが支える者を | イザヤ書 42章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

イザヤ書 42章

主であるわたしは、恵みをもってあなたを呼び
あなたの手を取った。
民の契約、諸国の光として
あなたを形づくり、あなたを立てた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 イザヤ書 42章6節

見よ、わたしの僕、わたしが支える者を

神はご自分の民に望みの光を与えられます。ご自分の契約どおり、世のすべての民が神の祝福を受け、その祝福によって生きることができるようにと、一人の人物をお選びになりました。その人物は神の僕、神が喜び迎える者です(1節)。神はご自身が選ばれた僕を用い、その僕を通して救いの御計画を成し遂げられます。

この僕を遣わすお方は、天地をお造りになった主なる神です。創造の冠として人をお造りになり、人に命の息を吹き込まれたお方です(5節)。神が成し遂げようとしておられる救いの御業は、まさに新たな創造の御業とも言うことができます。その救いの御業のために遣わされる神の僕は、「民の契約、諸国の光として」、「闇に住む人をその牢獄から救い出す」任務が与えられています(6、7節)。

この僕が遣わされていくイスラエルの民の心はかたくなです。神との約束を破り、そのために懲らしめを受けても、まだ自分の罪を悟りません。罪の世界は深い闇です。けれども、この僕は「傷ついた葦を折ることなく、暗くなってゆく灯心を消すことなく」(3節)、任務を遂行します。ここに私たちの救いの希望があります。

張 在珖(小倉教会)