あさのことば

親切な園丁

放送日
2026年9月11日(金)
お話し
小峯明(船橋高根教会牧師)

小峯明(船橋高根教会牧師)

メッセージ:親切な園丁


 いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。

 イエス様は、「実のならないいちじくの木のたとえ」(ルカ13:6-9参照)を語られました。三年経っても、このいちじくの木には、実がなりませんでした。そこで畑の持ち主は、「切り倒せ」と園丁に命じました。
 
 わたしは、船橋市の教会に赴任して16年になりました。近所は住宅地ですが、当初、近隣を歩いていて驚いたのは、蜜柑など柑橘類の木々が、庭木としてたくさん植えられていたことです。夏みかんの木もありました。

 そこで、教会の庭にもと、教会員の方が「はるみ」という品種の蜜柑を植えてくださいました。何年も実がなりませんでしたが、昨年あたりから、たくさん実るようになりました。会員の方たちと分け合って食べています。家庭菜園の果樹でも、収穫を期待します。まして、果樹園であれば、三年も実がならなければ、切り倒して別の木と植え替えるでしょう。
 
 神様は、わたしたちに命を与え、人生を与えて、見守ってくださいます。しかし、神様の期待通りの果実を実らせることができなければ、どうなるでしょうか。実の見つからないいちじくは、神様の目から見て、期待外れのわたしたちをたとえています。

 「切り倒せ」と命じられた園丁は、果樹園の主人に、「御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。そうすれば、来年は実がなるかもしれません。もしそれでもだめなら、切り倒してください。」(ルカ13:8-9)と言いました。何と憐れみ深い園丁でしょうか。

 彼は、実のならないわたしたちを愛して、肥やしを与えて、一年猶予を与えてくれました。神様に期待されている人生を歩むように、ということでしょう。まずすべきことは、命を与えてくださった神様に、そして、園丁であられるイエス様に、感謝して生きることです。

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