9月1日(火) ダニエル11章
「これらの指導者の何人かが倒されるのは、終わりの時に備えて練り清められ、純白にされるためである。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ダニエル書 11章35節
きょうの箇所でダニエルに示された幻は、7章以降で彼が見せられた幻と重なりますが、何代にもわたる南の王と北の王の戦いについて述べられていることが特徴です。
この二つの王国は一時的に和睦しても、大軍を集めて激しい戦いを行うことを繰り返します。そして、この二つの王国の狭間にある、この章で「麗しの地」と表現されているイスラエルも、これらの戦いに巻き込まれることになるのです。
その中で、卑しむべき者が北の国の王として現れ(21節)、イスラエルの聖所を汚し、日ごとの供え物を廃止することになります(31節)。その中で、ある者たちは棄教し、命を落とすことも示唆されるのです(35節)。主なる神に反する勢力にはいつか終わりの時がありますが(45節)、それまでにイスラエルの民は激しい迫害を経験することになります。
迫害とは、厳しいものです。しかし、そのような試練の中で民の一人ひとりは練り清められ、主の前に純白にされると言われます(35節)。純白にされるとは、人が罪のない、主に対して純粋な人にされるということです。ここには試練の意味があります。たとえ厳しい試練の中にあっても、それを通して私たちも生涯を通して、主の前に純粋な者、心から依り頼む者にされる導きがあるのです。
【祈り】
試練を通しても、わたしを御前に純白な者にしてください。




