9月2日(水) ダニエル12章
「終わりまでお前の道を行き、憩いに入りなさい。時の終わりにあたり、お前に定められている運命に従って、お前は立ち上がるであろう。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ダニエル書 12章13節
きょうの箇所は、ダニエルに示された幻の最後の部分です。これまでダニエル書では、イスラエルの周辺の国々による争いと戦いに関する幻が繰り返されてきました。
しかしダニエル書は、ただの具体的な地上の国々の営みだけを述べたいのではありません。何よりも、終わりの日の神の救いが覚えられています。地上のすべては、この終わりの時に向かって進んでいます。この終わりの日、一人ひとりは死から復活し、ある者は永遠の命に、別の者は永遠の恥と憎悪に生きることになります。この時を見据えて、今を生きることが求められるのです。
この章では、前の章に続いて、終わりの日までにある信仰者の苦難の問題が語られます。その時まで、イスラエルにかつてないほどの苦難が襲うとの迫害が言われます(1節)。聖なる民の力が打ち砕かれるとも言われるのです(7節)。このダニエル書では、苦難と迫害の中で信仰者が殉教することさえ示されてきました。この幻を示されたダニエル自身も、苦難の道を歩むことになるでしょう。
しかし、最後に彼に示されたのは、終わりの憩いと定められた救いを受けるとの約束でした。主を信じる者は、たとえどのような苦難の中にあっても、定められた時に訪れる神の勝利が約束されているのです。
【祈り】
私たちに終わりの日の栄光と安息があることを覚えさせてください。



