あさのことば

山に向かって

放送日
2014年3月26日(水)
お話し
山下正雄(ラジオ牧師)

山下正雄(ラジオ牧師)

メッセージ: 山に向かって

 いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
 関東に住みなれた人にとっては、山と言えば、富士山と筑波山でしょう。平野が広がる関東だからこそ、この二つの山は、昔から詩にも読まれるくらい有名でした。どちらの山も「万葉集」の中に出てきます。そして、どちらの山も古くから山岳信仰の対象でした。
 山が信仰の対象になる理由はいくつも考えられます。山には人間の生活を支える様々な食糧や木材があります。また、山はどっしりして動かない確かさがあります。田畑を潤す水も、山から流れてきます。また火山のように、その活動自体が神秘的に思われます。

 こうした素朴な信仰を批判するつもりはありませんが、聖書の世界に生きる人たちの目は、ちょっと違った視点をもっています。その目は山そのものよりも、その向こうにあるものに注がれています。

 旧約聖書の詩編という書物の中で、作者の一人はこう告白しています。
 今日の言葉…「目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。 わたしの助けはどこから来るのか。 わたしの助けは来る 天地を造られた主のもとから。」旧約聖書詩編121編1節2節。
 あなたが目をあげて天を仰ぐとき、まことの神のもとから、助けがやってきます。

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