
小宮山裕一(綱島教会牧師)
メッセージ:夏休み
おはようございます。横浜市港北区、綱島教会の牧師、小宮山裕一です。
夏といえば、夏休みです。子どもの頃の夏休み。あの長い長い時間。朝早く起きて友だちと遊んだり、宿題に追われたり。「夏休みの友」という小冊子に、読書感想文。今思えば、楽しい時間でした。
しかし、私の中で一番印象に残っているのは、楽しい記憶ではないのです。8月31日…あの日のなんともいえないさびしさです。あんなに長く感じた夏休みが、もう終わってしまう。風が少し涼しくなって、夕方が早くなって。明日からまた学校だ。そう思うと、楽しかったはずの夏が、急に手の届かない場所へ行ってしまうように感じました。
子どもの頃の私は、そのさびしさをうまく説明できませんでした。ただ、なんともいえない気持ちが、心の奥にありました。大人になって、聖書の中にこんな言葉を見つけました。「神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる」(コヘレト3:11)
「永遠を思う心」…聖書はいいます。神は、私たちの中に、永遠を思う心を入れてくださった、と。子どもの頃の私が、8月31日に感じたあのさびしさ。あれはもしかしたら、この「永遠を思う心」が、ふと顔を出した瞬間だったのかもしれません。
楽しい時間が終わってしまう。大切なものが過ぎ去っていく。人はその時、なんともいえないさびしさを覚えます。それは、私たちの心が永遠を求めているからなのです。あなたの中にも、きっとあるはずです。8月31日のさびしさ、が。
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