キリストへの時間

見よ、あなたの神~不安と変化の中で主を見上げる

放送日
2026年4月26日(日)
お話し
石川亮(芸陽教会牧師)

石川亮(芸陽教会牧師)

メッセージ:見よ、あなたの神~不安と変化の中で主を見上げる

【高知放送】

【南海放送】

 おはようございます。高知県安芸市本町2丁目森澤病院裏手にある、芸陽教会牧師、石川亮です。今週も、この放送をお聞きくださるあなたと共に、聖書の言葉の恵みにあずかることができることを嬉しく思います。4月も最後の週になりましたので、私の担当は最後になります。ラジオをお聞きくださるあなたと共に、神様の恵みによって喜びと平安に満たされて、新しい月へと向かいたいと願います。

 私は、環境が変わることを極端に嫌う性格です。私はできれば一つの場所から動かず、そこで暮らし続けたいと願っていました。しかし、牧師になるための神学校へ入学するために、横浜から神戸に引っ越すことになりました。

 実は、神戸へ引越した次の日ぐらいに体調を崩し、数日間寝込みました。理由は、引越しによる疲れもありましたが、それよりも、生まれ育った横浜からまったく土地勘がない神戸に来たことや、神学校でちゃんと学んでいくことができるのか、という恐れや不安が心の中にいっぱいになっていたからです。

 とにかく私は、環境の変化や何か新しいことが始まるという時、多くの場合、体調を崩します。結婚するとき、引越しの日に急性胃腸炎になる。また、結婚式当日に40度近い熱を出す。母教会の新会堂の献堂式の日に風邪を引き、熱を出す。そして、以前お話しした、小学校の入学式の前に水疱瘡になる。節目、節目を迎えるごとに、不安や恐れや緊張から体調を崩すという出来事が起こります。

 しかし、高知に来たときは、幸いにも体調を崩すことはありませんでした。とはいえ、高知も全く知らない場所であり、また伝道者、牧師としての道を歩み始めるという緊張感と怖れと不安がありました。体調を崩さなかったのは、私の何かが変わった、ということよりも、自分が弱い人であり、何でもかんでも自分の力ではできないということを認めたからかもしれません。そのようにすることができたのは、以前よりも、神様というお方を理解していたからです。

 イザヤ書40章に、「見よ、あなたたちの神 見よ、主なる神。彼は力を帯びて来られ 御腕をもって統治される。見よ、主のかち得られたものは御もとに従い 主の働きの実りは御前を進む。」(イザヤ40:9-10)とあります。

 このイザヤの言葉は、敵国に囚われた後のイスラエルが背景になっていると思われます。故郷が滅ぼされ、囚われた民たちは、「神様から見放された」という絶望の思いの中にありました。帰る故郷はない。どうすればいいのか。どうしよう。不安や恐れや将来を見出すことができない思いで、自分の力のなさ、弱さ、自分たちが神様に対して犯した罪の重さを感じていたかもしれません。

 私が先ほど読んだ箇所には、「見よ」という言葉が3回ありました。この3回の意味は、神様が力強く、「わたしを見なさい」と言っているということです。神様は、「不安や恐れ、絶望を見るのではなく、わたしを見なさい。あなたたちを不安や恐れ、絶望の中から救い出すわたしを見なさい。」と言われているのです。

 この神様は、その力強い御手をもって、私たちを守ってくださいます。私たちが不安になったり、恐れたりするときも、目の前におられるのは、この世のすべてのものの上に立たれる神様なのです。この神様が、恐れや不安な思いから立ちすくむ私たちを、励まし、勇気づけ、最善の道へと導かれます。確かに、私たちの道は、険しい時があり、不安や恐れに襲われることがあるのですが、しかし、「私を見よ」と力強く言われる神様が共におられるので、安心して歩むことができるのです。

 私は、この神様を知り、信頼できるようになり、以前より少し強くなりました。力強い御手をもって私たちを守ってくださる神様を信頼して、歩んでいきましょう。またラジオを聞くあなたが、神様を信じてくださることを願っています。

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※ホームページでは音楽著作権の関係上、一部をカットして放送しています。

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