4月28日(火) ヨブ29章
あのころ、全能者はわたしと共におられ
わたしの子らはわたしの周りにいた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨブ記 29章5節
ヨブは過去の祝福された日々を思い出しています。彼は神との親しい交わりの中で生き、周囲から尊敬され、正義を実践し、弱者を助ける人生を歩んでいました。ヨブは正しい者として、神の恵みの中にいたと確信していました。しかし今、彼はすべてを失い、苦しみと孤独の中にあります。過去の栄光と現在の痛みを対比しながら、深く嘆いています。
このヨブの姿は、主イエスの教えを思い出させます。主イエスは山上の説教で「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである」と語られました(マタ5章3節)。人の価値は地位や成功ではなく、神との関係に根ざしています。ヨブはすべてを失った中でこそ、神への本当の信仰を問われているのです。
私たちもまた、失意や苦しみの中で、かつての祝福を懐かしむことがあるかもしれません。しかし、主イエスは「悲しむ人々は、幸いである」と語られました(同4節)。神は沈黙しているように見えても、私たちの痛みをご存じであり、必ず最善へと導かれます。ヨブの嘆きはやがて神との対話に変わり、信仰の深まりへとつながります。私たちも、失うことでしか見えない神の真実に目を向け、主イエスが教えられたように歩む者でありたいと願います。
【祈り】
かつての祝福を思い、今の苦しみに心が沈むときも、あなたが共におられることを信じさせてください。









