
杉山昌樹(上福岡教会牧師)
メッセージ:明らかになる神の国
いかがお過ごしですか。上福岡教会の杉山です。
イエスは多くの人たちに、たとえ話によって語りかけました。いくつかのたとえをまとめて語ったようですけれども、今日は短く、「灯のたとえ話」を紹介します。
今、わたしたちは、スイッチを押せば、ぱっと部屋が明るくなりますが、当然昔は、そうではありませんでした。イエスの時代の家はそもそも、窓がないことが多く、中は真っ暗です。そこで、油を入れた皿に芯をさして、そこに火をつけて、部屋を照らしていました。
ところが、もしそのようにして灯りを付けたのに、すぐに消してしまったり、あるいは、ベッドの下に入れて、灯りが見えないようにするような人があるだろうか。そんなことはない、むしろ、燭台の上に置くだろう。このように、イエスはいいました。
もちろん、これもまた、たとえですから、隠れた意味があります。暗い中に明かりが灯る、それは嬉しいものです。安心なものです。いろいろなものが、はっきりと見えるようになります。これは、聖書の言葉を読み、味わうことによって、わたしたちの心に明かりがと灯った時のことを言っているたとえです。
では、その時に、あなたはどうなりますか、とイエスは問います。相変わらず、暗いままのような顔をしていますか、灯りを隠すのですか、と問うのです。そうではなくて、あなたはもう明るくなったのだから、その明るさを表すのではないですか、というのです。そればかりか、あなたが変ったこと、それは、必ずはっきりと知られるようになる。このように言われるのです。
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