8月4日(月) エゼキエル19章
イスラエルの君侯たちのために、あなたは悲しみの歌をうたって、言いなさい。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』エゼキエル書19章1-2節
19章では、ユダ王国が「雌獅子」、ユダ王国の三人の王、ヨアハズ、ヨヤキン、ゼデキヤが「子獅子」とたとえられて、その運命が語られています。この三人の王いずれも「主の目に悪とされることをことごとく」行いました。その裁きが主なる神から下ります。ヨアハズは「罠に捕らえられ、鉤にかけられ」エジプトで幽閉されました。また、ヨヤキンも罠に捕らえられ、バビロンの王のもとに連行され、獄に閉じ込められました。そして、ゼデキヤを中心とするユダも「東風」(バビロンによる攻撃)により、滅ぼされる運命にあることが語られます。
このように国は亡び、希望はもはやついえたような状況でありました。ダビデの子孫による王国は終了したかに思えたのです。しかし、主の契約は来るべきダビデの子であるメシア、主イエスにより成就するのです。主なる神はご自分の契約を捨て去ることなく、ユダの民の思いをはるかに超えた形で神の国を興し、進展させ、そして完成させてくださいます。
私たちも、キリストにある将来と希望がついえたかのような思いに囚われる時があります。しかし、主のご計画は永遠に不滅です。人にはわからなくとも確実に前に進んでいて、完成へと至るのです。今日もその主に信頼して歩んでいきましょう。
【祈り】
主よ、どうか私たちがあなたの永遠のご計画を信じることができるようにしてください。アーメン