リジョイス聖書日課

ヨシュア記17章 自分の力を捨て神の力に寄りすがる

放送日
2025年5月1日(木)
お話し
玉井 宣之(所沢ニューライフ教会牧師)

5月1日(木) ヨシュア記17章

「カナン人は鉄の戦車を持っていて、強いかもしれないが、きっと追い出すことができよう。」

日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨシュア記17章18節

イスラエルがカナンを征服するためには、鉄の戦車を持っているカナン人に勝利することが必要でした。歩兵で構成されるイスラエルにとって、鉄の戦車は限りなく強く見えたことでしょう。しかもこの戦いは、たとえ一回の局地戦で勝利できたとしても、再び台頭してくる相手と戦い続けなければなりません。忍耐が求められる長い戦いでした。

広大な嗣業の土地を与えられたヨセフ族でしたが、主要な町を征服できなかったために、森林地帯に追いやられました。彼らはヨシュアに言ったのです。「山地だけでは足りません。しかし平地に住むカナン人は、ベト・シェアンとその周辺村落の住民もイズレエル平野の住民も皆、鉄の戦車を持っています」と(16節)。ヨシュアの答えは明快でした。「山地は森林だが、開拓してことごとく自分のものにするがよい。カナン人は鉄の戦車を持っていて、強いかもしれないが、きっと追い出すことができよう」と。

神は私たちの弱さをよくご存じです。その神が私たちを召してくださるのであれば、私たちの中に神の力だけが働きます。そして必ず信仰の戦いに勝利できます。自分の力を捨てて神の力に寄りすがる。そのとき、神は必ず私たちを勝利の結末へと導いてくださるのです。

【祈り】

主よ、あなたの全能の御力によって信仰の戦いに勝利させてください。