あさのことば

創造と進化

放送日
2025年5月23日(金)
お話し
中山仰(花見川キリスト教会牧師)

中山仰(花見川キリスト教会牧師)

メッセージ:創造と進化


 おはようございます。花見川キリスト教会牧師の中山仰です。
 
 今日は、「進化論」と聖書の「創造論」について考えてみましょう。進化論によると、猿と人間は、共通の祖先を持つとされています。その先祖はなんであるか、ということについて、はっきりしていないようです。

 一方聖書によると、神が土の塵から人間を造った、とはっきり書かれています。聖書のはじめに「創世記」という書があり、「主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」(創世記2:7)とあります。どちらも信じがたい話ですね。

 人間の体と土の元素には、多くの共通点があります。人間の体は主に、酸素、炭素、水素、窒素、カルシウム、リンなどの元素で構成されています。土壌も同様に、これらの元素を含んでいます。例えば、土壌には有機物が含まれており、これには、炭素、水素、酸素が含まれています。

 ただし、土壌の組成は、場所によって異なり、また人間の体の組成も、個人によって異なります。したがって、完全に同じではありませんが、多くの共通点があると言えることは、間違いないようです。実際、人間は死ぬと、やがて土に帰るのではないでしょうか。

 土はそのほかに、大変大きな働きをしています。食べ物は、すべて土から生まれます。種を蒔くだけで、後は雨と太陽の熱によって、土が養ってくれて、美味しい野菜や果物となります。木々も、土による成長があって、いろいろな木の実をつけて、私たちに必要な食べ物を提供してくれます。

 このように、土には、はかりしれない力があることを知ります。聖書で、神が土の塵から人を造った、ということについて、深い意味があると感じるのは、私だけではないのではないでしょうか。

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