リジョイス聖書日課

ヨシュア記15章 信仰によって約束の地を受け継ぐ

放送日
2025年4月28日(月)
お話し
玉井 宣之(所沢ニューライフ教会牧師)

4月28日(月) ヨシュア記15章

主の命令に従い、ヨシュアはエフネの子カレブに、ユダの人々の領内のキルヤト・アルバすなわちヘブロンを割り当て地として与えた。

日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨシュア記15章13節

 イスラエルの九つ半の部族に割り当てられた土地は、「くじ」によるものでした。しかし、ケナズ人エフネの子カレブには、別の手段で土地が与えられることが約束されました。「その日、モーセは誓って、『あなたがわたしの神、主に従いとおしたから、あなたが足を踏み入れた土地は永久にあなたと、あなたの子孫の嗣業の土地になる』と約束しました」と(14章6節以下)。

 この約束に基づいて、カレブはヨシュアから直接ヘブロンを与えられ、その地を戦い取りました。さらにカレブはデビルを撃って占領した者に娘アクサを与えようと約束し(15章16節)、カレブの兄弟であるオトニエルがデビル攻略に成功し、カレブ一族に加えられたのでした。ケナズ人カレブとオトニエルは、主に従いとおす信仰によって、約束の土地を受け継ぐ者とされたのです。

 人間的血統という意味では、ケナズ人は、イスラエルに吸収された部族でもありました。そのカレブがユダ族の嗣業の土地を受け継ぐことができたのは、カレブがどこまでも主に従いとおす信仰に固く立っていたからでした。

 私たちも、キリストの十字架の死と復活を信じる信仰によって、御国を受け継ぐ者とされました。信仰という恵みに深く感謝いたします。

 【祈り】

 主よ、キリストをとおして神の民とされた恵みに心から感謝します。