三川共基(松戸小金原教会牧師)
メッセージ: 平和が罪をこじ開ける
おはようございます。松戸小金原教会の三川です。
あなたと共にイースターをお祝いできることが、とても嬉しいです。教会は、イエス・キリストが死から復活したことを信じています。そのイエスは、この世で不安を抱える人や、苦しむ人や、心を閉ざすような状況に陥ってしまっている人と出会い、今日を生きる力を与えてくれます。私も、このことを信じています。
イエスが十字架で死んだ時、イエスの弟子たちは、愛する先生を失って、途方に暮れていました。生きる気力を失っていました。なぜあの時、見捨てて逃げてしまったのだろうか、と罪悪感に押しつぶされていました。
家から外に出ることができず、鍵をかけて閉じこもっていました。弟子仲間の女性が、「イエスは復活した」と言っていますが、彼らの目も、耳も、心も閉ざされており、誰も、イエスが復活したとは信じることができませんでした。
ところが、イエスは、その弟子たちの閉じこもっている家の中に不思議な仕方で入ってきたのです。しかも、「平和があるように」と声をかけます。不安、恐れ、罪悪感しかなかった心に、平和がやってきました。すると、弟子たちはイエスの復活を信じ、喜び、またもう一度イエスの弟子として歩みだしました。(ヨハネ20:19-23参照)
復活したイエスは、今日、あなたにも出会ってくれるでしょう。もし心に余裕がないならば、平和を与えてくれるでしょう。そして、死からの復活の力によって、今日を生きることができるのです。