千ヶ﨑基(横浜教会牧師)
メッセージ: 私が流す涙を知っておられる
いかがお過ごしでしょうか。横浜教会牧師の千ヶ﨑基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
学校でも会社でも、周りの人と競争する場面は、たくさんあります。受験や就職活動などは、それらの目に見える形の一つでしょう。何もこれは、学校や会社だけのことではありません。隣り近所とのお付き合いの中でも、家柄や年収や学歴など、あらゆることで、自分と人を比べて、優劣を気にすることが多くあるように思います。
皆さんにも、嫌な思い出の一つや二つがありませんか。競争社会で、戦いを挑んでくる者に負けた時、人知れず涙を流して、枕を濡らしたことはありませんか。いや、実際に涙を流さなかったとしても、心の中で泣いたことなら、数えきれないほどあるかもしれません。
詩編56編9節に、次のようにあります。「あなたはわたしの嘆きを数えられたはずです。あなたの記録にそれが載っているではありませんか。あなたの革袋にわたしの涙を蓄えてください。」。神様は、私たちが嘆き、悲しんでいたことを覚えていてくださるのです。
私たちの人生で起こることは、この神様が造られた世界の中でのことです。私たちが流す涙さえ知っておられる神様が、今も、あなたの存在を忘れずに、覚えていてくださいます。周りを恐れずに、あなたの一番の味方である、愛の神様を信じていてください。