2月19日(木) エステル3章
急使は王の命令を持って急いで出発し、要塞の町スサでもその定めが公布された。スサの都の混乱をよそに、王とハマンは酒を酌み交わしていた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』エステル記 3章15節
ユダヤ人を根絶やしにする。このハマンの計画が順調に進んでいます。彼はクセルクセス王のところに行きます。そして、一つの独特な民族を、王の法律に従わないことを理由に根絶やしにすることを進言します。
このハマンの進言に対する王の反応は、「その民族はお前が思うようにしてよい」というものでした。積極的に同意するのではなく、無関心な態度です。他者に対するこの無関心さが、ここに記されている王の特徴です。それは15節において、スサの都の混乱をよそに、王がハマンと共に呑気に酒を酌み交わしている様子に表れています。
ユダヤ人に対するハマンの告発は、真実に基づかないものです。神の民に対するこのような理不尽な悪意は、いつの時代にもあります。しかし、それを助長し、実行に移させたのは、その悪意に対する無関心です。自分に被害が及ばなければよい。他の人びとの命が失われようが関係ない。このような無関心さが、理不尽な悪意による悲惨をもたらします。
私たちのできることは限られています。それでもなお、今まさに命が奪われようとしている人びとへの無関心を、乗り越えてまいりましょう。そこから、命を救われる神の御業はなされていくのです。
【祈り】
自分以外の誰かに悲惨をもたらす理不尽な悪意への無関心を、私たちの心から取り去ってください。








