キリストへの時間

出会い~イエスと4人の漁師たち

放送日
2025年2月2日(日)
お話し
石川亮(芸陽教会牧師)

石川亮(芸陽教会牧師)

メッセージ:出会い~イエスと4人の漁師たち

【高知放送】

【南海放送】
 
 おはようございます。高知県安芸市本町二丁目、森澤病院裏手にある芸陽教会牧師、石川亮です。
 今月のキリストへの時間は、私が担当します。この放送をお聞きくださるあなたと共に、御言葉の恵みにあずかることができることを嬉しく思います。

 この2月で、私が神奈川県厚木市から高知県安芸市に引っ越してきて、2年が経ちました。近所の方が、私の担当した放送を聞いてくださり、「今週、ラジオに出ていたね」と声をかけてくださることがありました。2年という短い期間ですが、高知に来て、色々な人と出会うことができ、嬉しく思っています。このキリストへの時間を聞いた方、私と出会った方が、イエス様と出会うことをいつも祈っています。

 イエス様を信じるということは、私たちがイエス様と出会った、ということです。イエス様と人が出会う時、イエス様の方から、出会うべき人のもとに来られます。たとえば、マルコ福音書1章において、イエス様と4人の漁師たちとの出会いが記されています。4人の漁師とは、ペトロ、アンデレ、ヤコブ、ヨハネです。イエス様は、誰かに招かれて4人がいる湖に来たわけではありません。イエス様ご自身の意志によって来られました。

 イエス様が湖に来た時、4人の漁師は仕事をし、いつもと変わらない日常を過ごしていました。そして、イエス様はまず、アンデレとペトロをじっと見て、声をかけます。この時、彼らは網を打っていた、とあります。イエス様は彼らに、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」(マルコ1:17)と言います。彼らはこの言葉に、「変なことを言う人だな。でも、面白そうだ」とか考えたかは分かりませんが、しかし彼らは、イエス様のあとに従うことを決めるのです。

 そこから、イエス様が少し進むと、今度はヤコブとヨハネがいます。彼らは網の手入れをしていた、とあります。おそらく、彼らは漁を終え、後片付けや次の漁の準備をしていたと思われます。イエス様は、アンデレとペトロを招いた時と同じ言葉を彼らに言います。ヤコブとヨハネもまた、イエス様に従います。

 ですが、聖書は、彼らが父親と雇い人たちを置いてイエス様に従った、と述べています。アンデレとペトロにしても、ヤコブとヨハネにしても、ただイエス様から招きの言葉を受けて、イエス様に従いました。彼らには、イエス様という方が神の御子であり、メシアである、という確信があったわけではありません。でも4人は、イエス様に従ったのです。

 イエス様と4人の漁師たちの出会いから、まず見えてくることとして、イエス様と人との出会いは、特別な日だけでなく、日常の中でも起こる、ということです。職場や学校、図書館など、イエス様は、どこにでもあなたのところへ来て、あなたを招いてくださいます。

 次に、イエス様と出会ったら、素直にイエス様について行くことです。初めは、イエス様について分からないことがたくさんあります。でも、イエス様について行くことによって、私たちは、イエス様のことを深く知り、理解し、イエス様への信仰が確かなものへと変えられえていきます。そして、気がついたら、イエス様のことが大好きになっているのです。

 このラジオをお聞きの中でも、もし、イエス様から「ついて来なさい」という言葉をかけられている方がいましたら、ぜひ、イエス様について行ってください。イエス様からの言葉がより明確にされるために、ぜひ、お近くの教会へ行き、礼拝の恵みにあずかっていただきたいと願うのです。

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※ホームページでは音楽著作権の関係上、一部をカットして放送しています。

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