8月14日(金) ヨハネ21章
「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ペトロは、イエスが三度目も、「わたしを愛しているか」と言われたので、悲しくなった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨハネによる福音書 21章17節
復活の主イエスはペトロに、「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか」と三度問いかけられました。これは、かつてペトロが三度主を否んだ出来事を思い起こさせるためでした。ペトロは主に忠誠を誓いながらも、恐れのあまり主を知らないと言ってしまった自分の姿に、深い後悔と罪悪感を抱いていたことでしょう。三度目に問われたとき彼が悲しくなったのも、その過去の失敗が胸によみがえったからかもしれません。
しかし主イエスは、恐れのあまり過ちを犯したペトロを、なお回復へと導こうとされました。だからこそ、あえて三度「わたしを愛しているか」と問いかけられたのです。そしてそのたびに、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」との告白を、彼の口から引き出してくださいました。この愛の告白は、ペトロ自身の確信から出たものではありません。復活の主の語りかけこそが、ペトロの内に眠っていた主への愛を呼び覚ましたのです。主は責めるのではなく、失敗を愛の告白へと変えてくださったのです。
復活の主イエスは、私たち一人ひとりに出会ってくださり、失敗や過ちさえも主への愛の告白へと変えて、再び立ち上がる力を与えてくださいます。そして真実に主を信じる者としてくださるのです。
【祈り】
主よ、わたしがあなたを愛していることはあなたがご存じです。アーメン




