8月12日(水) ヨハネ19章
ピラトは罪状書きを書いて、十字架の上に掛けた。それには、「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」と書いてあった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨハネによる福音書 19章19節
ピラトは十字架の上に、「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」と記された罪状書を掛けました。これに対して、ユダヤ人の祭司長たちが、「『ユダヤ人の王』と書かず、『この男は「ユダヤ人の王」と自称した』と書いてください」と抗議すると、ピラトは「わたしが書いたものは、書いたままにしておけ」と答えました。
ピラトの意図は、あくまでも「お前たちの王はこのような姿だ」という政治的な皮肉と嘲りにありました。しかし、その嘲りのために掲げられた標札は、単なる処刑理由の提示を超え、結果的にローマ総督の口を通じて、主イエスがまことの「王」であることを公に宣言するものとなりました。世の権力がどれほど嘲ろうとも、神のご計画はその者たちの口さえも用いて成し遂げられるのです。
まことの王は、きらびやかな王座ではなく、辱めと苦痛の十字架につかれました。それは権力による支配ではなく、ご自身の民を死から救い出すための究極の愛の選択でした。主イエスは罪人の身代わりとなって死ぬことで神の栄光を現されました。「神は愛である」という真理を十字架の上で完全に証しすることによって、主イエスはこの地上における神の栄光を現す尊い働きを成し遂げられたのです。
【祈り】
十字架の上で神の栄光を完全に現されたまことの王、主イエスの救いの御業に感謝いたします。アーメン



