
大宮季三(横浜中央教会牧師)
メッセージ:あなたを待つ
おはようございます。横浜中央教会の大宮季三です。
東京、渋谷のハチ公前は、今も待ち合わせ場所の定番スポットです。ですがハチ公は、帰ってこない主人を待ち続けた犬でした。「会えない悲しみ」の場所が待ち合わせスポットになっているというのは、考えてみると皮肉な話です。
さて、私たちは普段、誰かを待ったり、誰かに待たされたりして生きています。スマホで簡単に連絡が取れる時代なのに、既読スルーに落ち込んだり、「本当は誰も自分を必要としていていないのでは…」と、孤独を感じることがあるかと思います。
ハチ公は、帰ってこない主人を約10年間待ちました。切ない物語です。しかし、聖書が紹介する神様は違います。聖書は、「神様の方があなたを待っている」と語ります。
聖書の中に、自分から家を飛び出してボロボロになって帰ってきた息子の話があります。普通なら、「何しに帰ってきたんだ」と怒られそうな場面です。けれど、父親は、遠くから息子を見つけると、自分から走り寄り、その体を抱きしめました。これが、聖書の伝える神様の姿です。あなたがどんなに失敗しても、誰にも言えない悩みを抱えていても、神様は、あなたが帰ってくるのを待っておられます。
ハチ公の物語は「会えなかった」で終わりますが、聖書のストーリーは、「出会える」という希望で終わります。ふと寂しさを感じることがあるなら、それは、心が本当の居場所を探しているサインかもしれません。あなたを見捨てずに、待っていてくださる神様がおられます。
聖書の言葉「まだ遠く離れていたのに、父親は息子を見つけて、憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した。」ルカによる福音書15章20節
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