
小峯明(船橋高根教会牧師)
メッセージ:恐れるな
いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
昔から、恐れるものと言えば、「地震、雷、火事、親父」ではないでしょうか。現代では、親父は恐ろしいものではないでしょう。むしろ、「地震、雷、火事」は、わたしたちの生活を脅かすものですから、これらの言葉で、防災意識を高める意図があったのでしょう。
今なら、豪雨や感染症も恐ろしいものかも知れません。自然災害に対する危機意識は大切です。しかし、それらと共に、同調圧力の強い日本社会では、わたしたちは、世間を恐れているかも知れません。人の目を気にして、言いたいことも言えないことも起こります。
空気が支配する社会の問題を、評論家の山本七平氏が、「空気の研究」という本で指摘していました。一度そのような流れが出来上がってしまうと、その流れに抵抗できずに、事態が悪化することを止められません。あの時は反対する空気ではなかった、ということです。その空気を作るのは人間ですから、わたしたちは、結局は人間を恐れて生きているわけです。
しかし、イエス様は、神様だけを恐れて生きるように、と人々に語りました。「体を殺しても、その後、それ以上何もできない者どもを恐れてはならない。」(ルカ12:4)と言われます。そうではなく、死後、地獄に投げ込む力を持っている方を恐れなさい、ということです。
人間ではなく、神様だけを恐れていれば、他のものは恐れる必要はありません。神様だけを恐れるところに、わたしたちの自由はあります。
わたしたちの教会では、2月11日を「信教の自由と政教分離を考える日」として覚えています。自分たちの考えを受け入れない者たちを迫害する時代が、過去にはありました。迫害は、暴力によって人を黙らせます。恐れを植えつけます。しかし、相手は所詮人間です。人間を恐れる必要はありません。
※あさのことばのプレゼント締切はその週の土曜日です。







