
新井主一(高島平キリスト教会牧師)
メッセージ:病の中で学んだこと①~何の取り柄もなくても
おはようございます。高島平キリスト教会牧師の新井主一です。
今日は、節分です。ちょうど一年前の今日、私は、肺炎を拗らせてしまいました。しかし、日曜日の働きをどうしても続けたくて、入院をせずに、大きな病院へ通いました。
その時に、説教の箇所として与えられた聖書の言葉が、ペトロがイエスを否認する予告の記事でした。「わたしの行く所に、あなたは今ついて来ることはできない」(ヨハネ13:36)と言われたイエスに、ペトロは、「主よ、なぜ今ついて行けないのですか。あなたのためなら命を捨てます。」(ヨハネ13:37)、と約束しました。
「イエスへの忠誠心」…これこそが、他の弟子たちには絶対負けないと自覚していた、ペトロの取り柄であったのではないでしょうか。しかしペトロは、結局イエスを裏切ってしまうことになるんです。
私も同じだったんです。「あなたのためなら命を捨てます」と、私が牧師として勤しんでこられたその根拠は、頑丈な体でした。しかし、それが見事に崩れ去ってしまった。健康だけが取り柄だと思っていたのは、とんだ勘違いで、何一つ取り柄などなかったんです。人間の弱さは、約束を守れない弱さである、と痛感いたしました。
しかし、そのペトロにイエスは、「後でついて来ることになる」(ヨハネ13:36)と言われました。その通り、ペトロは、後で立ち直って、先頭に立って、福音宣教に勤しみます。それは、「あなたのためなら命を捨てます」、このペトロの約束は守られなくても、「後でついて来ることになる」というイエスの約束の方は、実現したからです。
私たちが約束を守れなくても、イエスの約束が確実である以上、心配する必要はない。病を通して、私はこのことを教えられました。
※あさのことばのプレゼント締切はその週の土曜日です。









