
石原知弘(東京恩寵教会牧師)
メッセージ:神さまが満たしている人たちのために
おはようございます。東京恩寵教会牧師の石原知弘です。
誰かと一緒に食事をしているとき、「それ、ちょっとちょうだい」と言いたくなることがあります。他の人が食べているものは、おいしそうに見えるものです。しかし、食べ物を少し欲しがるぐらいなら微笑ましいですが、「もっと高価なものが欲しい」、「もっとたくさん欲しい」となってくると、だんだん笑えない話になってきます。
クリスチャンの生き方を教えてくれる「十戒」の最後の戒めは、「隣人の家を欲してはならない」です。「盗んではいけない」という教えと似ていますが、ここでは、心が問われています。他の人の物を実際に自分のものにしなくても、度を越して何かを欲する「貪欲」が戒められています。
この貪欲は、誰の心にもあり、聖書では、偶像礼拝と言われています。しかし、そうであれば、神さまを信じることが、貪欲から抜け出す道になります。神さまは、私たちを必要なもので満たしてくださる方です。この神さまを信じることで、私たちは、自分のものに満足して生きることができるようになります。
そして、そのように満足している人は、他の人も満たされるようにと願うようになります。親しい者同士で、「それ、ちょっとちょうだい」と言うのもいいですが、だれに対しても「これ、どうぞ」と、心から言えるようになりたいものです。神さまの恵みに感謝して、神さまの戒めに従っていきましょう。
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