あさのことば

神さまが大切にしている人たちのために

放送日
2024年12月15日(月)
お話し
石原知弘(東京恩寵教会牧師)

石原知弘(東京恩寵教会牧師)

メッセージ:神さまが大切にしている人たちのために


 大切にしている物を壊されるのは、つらいものです。もう二度と元には戻せないものであったなら、なおさらです。そして、もしそれが、「物」ではなく、「命」であったなら、どうでしょうか。考えただけで、悲しみや怒りの感情がわいてきます。
 
 クリスチャンの生き方を教えてくれる「十戒」の第六戒には、「殺してはならない」とあります。殺された命は、もう元には戻せませんし、その死によって悲しむ人がいるからです。当然の教え、と思うところですが、それでは、誰も悲しむ人がいないような人であれば、殺してもかまわないのでしょうか。そのようなことはありません。神さまが、その人の死を悲しまれるからです。

 すべての人は、神さまにかたどって造られた大切な存在です。だから、殺してはならないのです。確かに、正当防衛のように、誰かを殺してしまったことをただちに非難することはできないようなこともあります。しかし、「だから仕方ない」ではなく、そのような罪の現実を少しでも変えていき、「殺さなくてもよい」世界を造り出していくことを、聖書は私たちに求めています。

 そして、殺さないということは、ただ「手を出さない」ということではなく、むしろ「手を差し出す」ということです。つまり、人を積極的に愛する、ということです。神さまが大切にしている人たちを、私たちも愛していきましょう。

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