12月12日(金) サムエル上23章
ダビデは再び主に託宣を求めた。主は答えられた。「立て、ケイラに下って行け。ペリシテ人をあなたの手に渡す。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』サムエル記上23章4節
私たちは、日々の生活の中で、決断が求められることが繰り返しあります。重大な決断をしなければならないときほど、自分の力でなんとかしなければならないと思いがちです。
しかし、主なる神はそのような私たちと共におられ、私たちに答えを指し示そうとしておられます。そして主は私たちがすべてを主に委ねる者となることにと招いておられます。
ペリシテ人がケイラを襲い、略奪していることを知らされたダビデは、自分で決断するのではなく、ペリシテ人を討つべきか、主に託宣を求めます。主が「行け、ペリシテ人を討って、ケイラを救え」と語られたとき、ダビデの兵は恐れます。そのためなおダビデは主に託宣を求め、主は「立て、ケイラに下って行け。ペリシテ人をあなたの手に渡す」とお語りくださいました。
ダビデは、自らの兵が反対するにもかかわらず、粘り強く主に託宣を求め続けました。その結果、主はダビデによりケイラの住民を救ってくださいました。その後、ダビデは、サウル王から命が狙われます。そのときもダビデは、どのように行動するのか自分で決断することなく、主なる神に委ねて求めました。
主なる神は、主を求めるダビデと共にいてくださいました。
【祈り】
苦しいときにこそ、自分の力ではなく、神に依り頼んで、行動することができますように。









