リジョイス聖書日課

サムエル上22章 王への服従と王に対する反抗

放送日
2025年12月11日(木)
お話し
辻 幸宏(大宮教会牧師)

12月11日(木) サムエル上22章

王は、…近衛兵に命じた。「行って主の祭司たちを殺せ。…」。だが、王の家臣は、その手を下して主の祭司を討とうとはしなかった。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』サムエル記上22章16-17節

 主なる神は、父母を敬うようにお命じになり(第五戒)、またパウロも「人は皆、上に立つ権威に従うべきです」と語ります(ロマ13章1節)。あわせて、「良心のためにも、これに従うべきです」と語られています(同5節)。さらにウェストミンスター信仰告白第20章「キリスト者の自由と良心の自由について」第2節では、「ただ神のみが良心の主であって、神は、何事においてであれ、その御言葉に反するような、…人間の教説と戒めから、良心を自由にされた」と告白されています。

 きょうの箇所で、王の家臣はサウルに従うことなく、主に従いました。私たちキリスト者も、基本的には上に立てられている権威者である為政者や上司の命令に従うことが求められています。しかし、信仰を否定すること、主が御言葉により禁じられていることが命令されたとき、私たちには、主なる神への信仰により、その命令に反対し、信仰を貫くことが求められています。

 命令に反することは、容易なことではありません。しかし、私たちには主なる神によって救いが与えられ、神の御国における永遠の命が約束されています。目先のことで右往左往することなく、信仰に生きることが求められています。

 【祈り】

 主よ、主の御言葉に聴き従い、きょうも、あなたの僕として生きることができるようにしてください。

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