12月4日(木) 雅歌4章
あなたの愛は美しく
ぶどう酒よりもあなたの愛は快い。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』雅歌 4章10節
解決を「求めても求めても、見つからない」長い時間の中で、主の名を切実に呼び求めることを学んだあなたに対して、主は「そのあなたが美しい」と言ってくださいます(1節)。若者が美しい恋人をいつくしむように、今や主はあなたの「目」にも「髪」にも「歯」にも「唇」にも「こめかみ」にも「首」にも具体的な愛の眼差しを注いでくださっています(1~5節)。苦しんだあなたを愛する主の愛は、もはや抽象的な観念ではなく、全く具体的な一対一の愛であることを感じとってください。
苦しんできたマリアが、涙を流しながら主にナルドの香油を注ぎ、自分の髪の毛で拭ったときにも、そのような人格と人格が向かい合うような愛を感じていたに違いありません。あなたがあの火のような試練を体験したことは無駄ではなかった。あの体験は、あなたという人をいささかも損なってはいない。あなたは髪の毛一本すら損なわれてはいない。「あなたはなにもかも美しく、傷はひとつもない」(7節)。
そのときから、主を愛するあなたの愛もいっそう真実味を増すでしょう。主は言われます。「あなたの愛は美しく、ぶどう酒よりもあなたの愛は快い。あなたの香油はどんな香り草よりもかぐわしい」(10節)。
【祈り】
主の愛を知る体験をしたとき、わたしも一層大きな真実の愛を、主に献げることができますように。








