11月12日(水) サムエル上13章
「あなたの神、主がお与えになった戒めを守っていれば、主はあなたの王権をイスラエルの上にいつまでも確かなものとしてくださっただろうに。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』サムエル記上13章13節
主なる神によって、イスラエルの王に選ばれたサウルでしたが、早速自らその選びを無にしてしまう過ちを犯してしまいます。彼は、戦争に際して、主がお命じになったとおりに献げ物をささげませんでした。
サウルの気持ちが想像できないわけではありません。敵は自軍の十倍以上、鉄製の武器を備えていました。さらに先にサウルによって守備隊を打ち破られたことで憎しみに燃えていました。イスラエルの兵たちはおののき、サウルのもとから散り始めました。軍を率いる王としては、不安を取り除き、士気を挙げる必要がありました。それにも関わらず、サムエルは約束の日に現れません。
しかし、サウルが忘れていたことがありました。もし主が私たちの思惑どおりに応えてくださらなかったとしても、それは見捨てられているのでも、忘れられているのでもありません。ましてや助けることがおできにならないわけではありません。 主は決して忘れることなく、足りないことなく、最も相応しいときに必ず私たちを救ってくださいます。私たちはその神の御手の働きを確信することができるのです。力強い神が傍らで見守っていてくださることを信頼できる幸いを感謝します。
【祈り】
主よ、いつもわたしを守ってくださることを感謝します。どんなときでも主が共にいてくださることを確信できるようにしてください。









