苦しみの向こうにあるもの

山下 正雄（ラジオ牧師）

メッセージ：苦しみの向こうにあるもの

　おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。

　「どうして自分ばかりが、こんな目に遭うのだろう」…そう思ったことはありませんか。何をやってもうまくいかない。努力が報われない。周りには幸せそうな人がたくさんいるのに、自分だけが取り残されているように感じる。

　そんなとき、聖書のことばが心に語りかけてきます。「涙と共に種を蒔く人は　喜びの歌と共に刈り入れる。」

　今は、涙ばかりかもしれません。でも、その涙の中に、未来への小さな種が蒔かれています。その種は、やがて芽を出し、喜びの実を結ぶときが来ます。人生の苦しみには、意味があります。それは、神だけが知っておられる希望への道です。

　今は先が見えなくても、あなたの歩みは、決して無駄ではありません。どうか、今日一日、少しだけ顔を上げて、希望の光を見つめてみてください。

　きょうの聖書の言葉「涙と共に種を蒔く人は　喜びの歌と共に刈り入れる。種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は　束ねた穂を背負い　喜びの歌をうたいながら帰ってくる。」詩編126編5節6節