坂部勇(厚木教会牧師)
メッセージ:黒い毛も白い毛も一本までも
おはようございます。厚木教会牧師の坂部勇です。
あなたは、どのくらいの頻度で髪の毛を切っていますか。私は、髪の毛がうっとうしくなったら切るので、だいたい2か月に一度ぐらいの頻度です。以前は理髪店に行っていたのですが、最近は、自宅で妻に散髪をしてもらっています。
若い頃には、ほとんどが黒髪で、髪の毛の色など全く気に留めてなかったのですが、50歳を過ぎると、白髪が目立ってきました。散髪をして、切られて落ちた白髪を見るたびに、年を経ていることを感じています。さらに最近は、抜け毛も増えてきました。以前は、髪の毛の一本や二本が抜けたぐらいでは全く気にならなかったのですが、この数年は、その抜けた髪の毛をいとおしむようになりました。
それと同じように、ある御言葉が、年を経るごとに身に染みてわかるようになってきました。それは、マタイによる福音書10章30節の「あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。」です。これは、神さまは私たちの髪の毛の数まで知っていて下さり、私たちの髪の毛の一本一本までも大切にして下さることを言っている御言葉です。
それほどまでに、神さまは、私たちのことを深く思っていて、愛して下さっています。私たち自身が、抜けた髪の毛のことをいとおしむ以上に、神さまは、私たちひとりひとりのことを大切にして下さっています。それが私たちの慰めであり、励ましでもあります。
神さまは、あなたを大切にして下さっています。どうか、その神さまを信じていただきたいと切に願っています。今日もあなたに、神さまからの恵みがありますようにお祈りしています。