坂井孝宏(湘南恩寵教会牧師)
メッセージ:詩編91編の祈りに心を合わせて
ご機嫌いかがですか。湘南恩寵教会の坂井です。
今日は、詩編91篇を紹介します。
この詩編には、「暗黒の中を行く疫病」また「真昼に襲う病魔」(詩編91:6)という珍しい言葉が用いられています。数年前のあの世界を襲ったコロナウィルス禍の際に、特別な感慨をもってこの詩編を読んだことを思い出します。
こういう詩編です。「神はあなたを救い出してくださる …夜、脅かすものをも 昼、飛んで来る矢をも、恐れることはない。暗黒の中を行く疫病も 真昼に襲う病魔も あなたの傍らに一千の人 あなたの右に一万の人が倒れるときすら あなたを襲うことはない。」(詩編91:3-7)
まことに頼もしい神様の守りです。もちろん、この神様を信じている者ならば、疫病にはかからないのかといえば、そうではありません。神がよしとされる時には、私たちもまた、病を得ます。病が与えられる時があるのです。
大切なのは、私たちの信じる神様は、疫病をもたらすことも、止めることもできる、全能の神であると知ることです。そしてまた、この神は、愛の神です。私たちが病に倒れようが、疫病で人々から隔離されようが、どこまでも共にいて、そのふところの内に守ってくださる愛の神です。
今、病に苦しみ、不安の中におののくすべての人に、この全能の神の手の中に置かれる平安を知っていただきたいと願っています。
今週のプレゼント ≫これでスッキリ18の疑問(山下正雄著) (5名) 【締切】8月23日